[バンコク以外]サムットサコーン県

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サムットサコーン県|タイで話題になった蚊帳の屋台に行ってみた

サムットサコーン県|タイで話題になった蚊帳の屋台に行ってみた

先日お知らせしたように、8月13日(土曜日)にYindeed Magazineと合同でオフ会を開催します。
開催パートナーYindeed社の主宰者の明石氏から、興味深いニュースが送られてきました。
路上に設置されたちゃぶ台を囲み、食事をしている写真が掲載されいてるニュースです。
そのちゃぶ台には蚊帳まで設けられていて、蚊対策も万全。
ちゃぶ台+蚊帳がタッグを組み、路上でありながらキャンプ気分が味わえる画期的な屋台は、タイのニュースで話題になったようで、日本のニュースサイトまで取り上げていたようです。

蚊帳屋台で食べられるのはタイ料理ではなく……

笑顔でちゃぶ台を囲むタイ人たちの姿は、閲覧しているだけで朗らかな気分にさせてくれる写真ばかり。
てっきりタイ料理屋を提供していると思ったら、テーブルに並んでいるのはステーキなどの洋食でございます!
蚊帳に囲まれてステーキを食すシチュエーションなんて、これからの人生で出合うことがあるだろうか。
自分で蚊帳を設置し、自身でステーキを調理すれば叶うでしょうが、そのような面倒な手間をかけてまでキャンプ気分を味わいたいほどキャンプ狂でもありませんので、タイで唯一かもしれぬ未聞のシチュエーションを体感すべくタクシーに乗り込みました。

バンコクから320バーツかけてサムットサコーン県へ

場所はバンコクではありません。
隣県のサムットサコーン県です。
タクシーのドライバーに行き先を告げたところ、サムットサコーン県は分かったようですが、詳細な場所までは分からないご様子。
事前に入手しておいた店の電話番号に電話し、ドライバーにスマホを渡して場所の詳細を聞いてもらいました。
タイ人同士でやり取りしてもらったほうが手っ取り早いと思いきや、通話が数分間にも渡り、到達できないかもという不安感がむくむくと沸き起こってきましたが、周辺までの道のりは分かったようです。
電話を切った運転手から、最大の関心事である質問事項が発せられました。

「こんなところへ何しに行くんだ?」

日本人男性2人が、観光スポットもない辺鄙な場所に向かうのですから、疑問に思うのも無理はないでしょう。

「ここに蚊帳の屋台があるから、飯を食いに行くんだ。しかもステーキ!」

事実をそのまんま伝えると、運転真っ最中でありながらドライバーは驚愕。

「こんなところまで飯を食いに行くのか!?ヒィー!こんなところまで。ヒィー!」

『ヒィー』というのは大袈裟な表現ではなく、運転手は何度も同じフレーズを繰り返しながらほんとうに『ヒィー』『ヒィー』と奇声を発する驚きぶりよう。
“ヒィーおじさん”は幾度も奇声を上げながらも、サムットサコーン県に無事突入。
周辺まで到着するとGoogleマップで確認しながら指示を出し、およそ1時間かけて当該の屋台前に到着しました。

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蚊帳屋台に到着すると……

市場のような建物があり、その前にはウェブサイトで見た蚊帳屋台がずらり!
4つほど並ぶ蚊帳屋台を目の前にして、私と明石氏は大興奮!!
したのも束の間、これほど珍しい蚊帳屋台でありながら、誰も蚊帳で飯を食っておらず、市場内に設けられたテーブル席についています。
なんでだろうか…。

「ここで注文してもいいの?」

許諾を得る必要があるのか分かりませんが、勝手に蚊帳に入って怒られてはたまらんと、一応聞いてみました。

「いいけどもう少しで雨が降るわよ」

時間は夕方6時。
肌を滑る風は生温いものの、上空に雨雲はなく雨が降りそうな気配は感じられない。
しかしタイ人客がテーブル席を選んでいるのは、生まれてから培った雨を察知する本能なのか…。

男2人でピンクの蚊帳へ入り着席

店員は「雨が降るから店内の方がいいわよ」というニュアンスを込めてくれたんでしょうが、バンコクからタクシー代320バーツをかけてはるばるやって来て、ふつうに食事してもなんだかなぁ。
雨が降るとはいっても当分は大丈夫だろうと、楽観的な結論を導き出した我々は、蚊帳へと潜り込みました。
ただ蚊帳が設けられているだけでワクワクするのはなんでだ!
小学生のころ、小さな隠れ場所を見つけては「秘密基地」と称し、友達と肩を寄せ合い潜んでいたころの記憶が蘇ってきたのでしょうか。
ピンクの蚊帳におさまるおっさん2人。
冷静、客観的に眺めると気色のいいものではないでしょうが、記念とばかりに店員にツーショット写真を撮ってもらいました。
記事の最後に掲載します!

渡されたメニューにはタイ語表記だけが並び、タイ語を読めない我々はチンプンカンプン。
店を取り仕切っているチャーミングな女性店員に聞くと、鶏肉のステーキや豚肉のステーキ、パスタなどがあると言います。
私は鶏肉ステーキ、明石氏は豚肉のステーキを選び、ビールがないのでコーラをすすって待つことに。
店員はまずコーラを持ってきたのですが、なんじゃこりゃ!

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大きなグラスに注がれたコーラには、ストローが2本ささっている。
いや、ボクたち、ゲイカップルじゃないっす……。
ピンクの蚊帳におさまる男2人を見て気を利かせてくれたのかと、おっかなびっくりだったんですが、どうやらどの客にもコーラはこのように提供しているようです。

どす黒い雨雲が接近

蚊帳におさまり、コーラーをすすり、ステーキを待つこと数分。
西の空から突如、どす黒い雲がぐんぐんと押し寄せてきている。
豪雨を予感させる雨雲ですが、せっかくここまで来たのにいそいそと退散して店内でステーキを食したら意味がない。
しかも、私たちが席に着いてから、蚊帳屋台に腰を下ろしているタイ人客も現れ始めた。

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ぎりぎりまで待とう。

蚊帳内で白熱した会議を経た結果です。
とはいっても、迫り来る黒く重い雨雲の迫力は半端ない!
その迫力たるや、我々の結論を容易くひっくり返すに及ぶもので、コーラを手に持ち、蚊帳を脱出。
いそいそと店内に駆け込みました。

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店内に席を移してしまったら、サムットサコーン県くんだりまで来た動機はぼやけてしまうわけですが、そんなことはおかまいなしに、オーダーしたステーキ2品と海老フライサラダが運ばれきました。

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チキンステーキ

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ポークステーキ

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海老フライサラダ

鶏ステーキが49バーツ、豚ステーキ50バーツ。
トーストが添えられていたりとチープ感はありますが、この低価格でしたら十分でしょう。
他メニューも安く、ポークチョップステーキ69バーツ、トマトソーススパゲティ59バーツ、チキンナゲット35バーツ。

値段の割にはきちんとした味であり、「蚊帳屋台」というキャッチフレーズだけで集客しているようではないようです。

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取材の最後に撮影させてもらいました

従業員全員が忙しそうでしたが、女性の方にお話を伺いました。

「オープンしたのは今年の3月8日です。テレビなどの取材もたくさん受けましたよ」

蚊帳屋台の物珍しさはメディアに注目され、一気に拡散したのでしょう。
厨房の垂れ幕には取材を受けた様子が写真におさめられています。

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49バーツの鶏ステーキを食べるために、320バーツものタクシー代と1時間という時間をかけて来店した日本人は我々が初めてでしょう。
日本人第一号(?)となった私たちの、蚊帳のなかで撮った一枚です!

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【SHOP DATA】
「ステーキ ガンムー(สเต็กกางมุ้ง)」
TEL:095-664-4156,086-398-5642
OPEN:15:00-21:00
ADDRESS:Nai Khlong Bang Pla Kot, Phra Samut Chedi District, Samut Prakan 10290
PRICE:チキンステーキ49B、ポークステーキ50B
FACE BOOK:https://www.facebook.com/steakkangmung/

1974年生まれ、大阪府出身。2011年、出版社での勤務が決まりタイ・バンコクへ移住。2015年より「激旨!タイ食堂」の運営開始。2017年、タイ国内や東南アジアの旅を扱う旅行会社TRIPULL(THAILAND)Co.,Ltd.を立ち上げる。
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