[エリア]エカマイ通り

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贅沢すぎるカニの身を乗せたカオパット エカマイ通り気鋭の食堂『HERE HAI(ヒアハイ)』

贅沢すぎるカニの身を乗せたカオパット エカマイ通り気鋭の食堂『HERE HAI(ヒアハイ)』

バンコクのいたるところにコンドミニアムが建設されているように、エカマイ界隈も例外ではなく、駅前の一等地にあったタイ料理店が閉店し、コンドミニアムらしきものが建築されつつあります。
駅前にあったタイ料理店とは『Banrie Bai Ka Prao Bork』。弊サイトでは2015年9月に取り上げていましたが、最近通りかかってみるとすっかり取り壊されていたので閉店扱いにいたしました。
エカマイ通り沿いといえば今年、ドンキホーテがバンコクに進出し『ドンキモールトンロー(DONKI MALL THONGLOR)』がオープン。私も一度来店いたしましたが、品揃えの豊富さに圧倒されるとともに感動すら覚えたほどです。
古きものは消え、新しきものが現れるのは世の常。私も世の時流に乗っかって新しい店を紹介せねばと思い、1年ほど前にエカマイに創業した店を取り上げようと筆をとった次第です。
その店とは、『ドンキモールトンロー』の目と鼻の先にある『HERE HAI』。アルファベット名で表記されているものの洒落たカフェでもバーでもございません。
カオパット(炒飯)やガパオライスなどを置く食堂です。

クイッティアオ屋の2階にある『HERE HAI』

『ドンキモールトンロー』のすぐ近くにあるとはいえ、事前情報がなくタイ語が読めない日本人にとっては『HERE HAI』を見つけるのはかなり難しいでしょう。
というのも、『HERE HAI』はクイッティオア屋の2階で営業しており大きな看板もない。そのうえ1階のクイッティアオ屋は別のオーナーが運営しているため、まったく関係のない店を通り抜け、店奥の階段を上がっていかなければならないというハードルが待ち受けています。
このような場所で営業している理由は後述いたしますが、BTSエカマイ駅近くからバイクタクシーで向かうなら、一階クイッティアオ食堂の店名である『ワローチャ/วโรชา』を伝えるか、「ドンキモール」を伝えて徒歩で向かうかの二択をおすすめします。
席数は4、5卓しかありませんが、ピークタイムになると満席になるのはもちろんのこと、スタッフが電話対応すらできないほど繁忙する超人気食堂です。
オープンしておよそ1年でこれほど人気になったというのに、今まで取材に来ていなかったとは遅すぎた!

カニやシャコをふんだんに使った料理の数々

「炒飯が嫌い」という日本人は、いったいどれほどいるのだろうか。もちろん嫌いだという方もいるでしょうが、これほど広く好かれている料理も少ないでしょう。ご多分に漏れず私もカオパットは好物で、いつの日か「バンコクの旨いカオパットの店」を特集してやろうと画策し、密かに情報収拾を進めているほどカオパットフリークです。
カオパットとはタイの炒飯。炒飯は料理法や素材がシンプルなだけに、料理人の腕やセンスが如実に表れる料理です。だからこそ「カオパットが旨い」という評判の店は、カオパットだけではなくほぼハズレがないと思っています。
店の雰囲気は50年前から営業しているような老舗感に満ち溢れているものの、オープンしてまだ1年ほどの『HERE HAI』。たった1年で評判が広まったという逸品の数々を紹介しましょう。

カオパット クアプー/ข้าวผัด โคตรปู 340バーツ

贅沢にカニの身をトッピングしたカオパット。カニの身はもちろんのこと、カオパットの炒め加減といい、味付けの妙といい、カオパットフリークの私をしっかり喜ばせてくれる一皿です。
半端ない強火で炒めているので、米から立ち上る香ばしさもたまらない。
ボリュームたっぷりですがこれが大盛りというわけではなく、さらに大きいサイズ(4〜6人用:990バーツ)もあります。

コート ガンパット ガパオ/โครตกั้งผัดกระเพรา 380バーツ

シャコのガパオライスですが、シャコが多いのなんの! こんな贅沢なガパオライスが世の中にあるんだと感心するほどシャコがどっさり乗っています。数えてみるとなんと12匹! ガパオの香りを圧倒する数です。
後述しますがシャコやカニなどのシーフードはタイ南部から知人から仕入れているためどれも新鮮。

ガランプリー トート ナンプラー ガークムー/กะหล่ำปลีทอดน้ำปลากากหมู 80バーツ

和名はキャベツのナンプラー炒め。他店でもときおり見かける料理ですが、『HERE HAI』ではガークムーという豚の脂を揚げた油カスに似た食材を入れています。

カオカイコン コート ガンチエン プーマー/ข่าวไข่ข้นโคตรกรรเชียงปูม้า 380バーツ

カニと卵を炒めふわふわに仕上げたこちらは、見ているだけで垂涎もの。正式名称が長過ぎるので、私はカイコンプーと短略して呼んでいます。
白ご飯とのセットですが、ご飯をカオパットに変更することもできるんだろうか。もしできるなら最強タッグと呼んでいいでしょう!

『HERE HAI』をクイッティアオ屋の二階で始めた理由

「私を『HERE HAI』を始めたきっかけは、父親の料理をたくさんの人に食べていもらいたいという思いからでした」

同店を営むサーブさんは、子供の頃から食べていた父親の料理は格別だったと語ります。そんな父親の料理を世に広めたい。この思いを実現するため、彼は伴侶とともに『HERE HAI』を立ち上げることを決意しました。
店名には父親の名前を冠し、そして味は父親が編み出したレシピを反映。多少値が張ってもカニやシャコをたっぷり使い、贅沢な一皿料理に仕上げることをウリにしています。
値が張るとはいえ、これだけカニやシャコを使って400バーツ以下ならコスパの高さは特筆モノです。

「シーフードはタイ南部のスラータニー県から仕入れています。実は父の知り合いが現地にいるので、安くて質のいい素材が安定して仕入れることができているんです」

右がサーブさん。左は奥さんで、小柄ながら厨房で鍋を振っています。

お父さんは厨房に立つことはなくときおりお店に顔を出す程度で、運営は息子夫妻に任せているようです。それにしてもなぜ、クイッティアオ屋の二階でお店を始めようと思ったのか…。

「一階のクイッティアオ屋は親戚なのでお店を始めやすかったというのが最大の理由です。お客さんにとってはお店の場所が分かりづらいと思います。ただ、たとえ不便な立地であっても美味しい料理を提供し続けていれば、いづれ評判が広がり、立地場所は悪くともお客さんは来てくれると信じていました」

サーブさんが「美味しい」と自信を持って勧める父親の料理は、口コミやSNSを通じて瞬く間に広まり、たくさんのメディアに取り上げらるまでにいたりました。
11時から13時はピークタイムで来店者が多いだけではなく、デリバリーの注文も殺到するため、電話にも出られない状況があるのだとか。
お店でゆっくりと食事をするなら開店直後の10時、もしくは16時ごろを狙ってください。

爽やかなご夫婦が営む新進気鋭の食堂『HERE HAI』。
子を育てるため魂を込めて作り続けた父親の料理は、息子夫婦がその味と情熱を受け継ぎ、多くの人々から評価を得ることができました。
今後、彼らはさらなる進化を見せてくれるでしょう。

【SHOP DATA】
「HERE HAI(เฮียให้ )」
TEL:063-219-9100
OPEN:10:00-18:00(月曜日休み)
Facebook:@herehaifoods

1974年生まれ大阪府出身。大阪と東京で雑誌編集者として勤務し、2011年にタイへ移住。バンコクで月刊誌の編集長を経て2017年4月にタイ国内旅行会社TRIPULL(THAILAND)Co.,Ltd.を起業し旅行メディアTRIPULLも運営。
Twitter:nishioyasuharu

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