[エリア]旧市街

「激旨!タイ食堂」はTRIPULL(THAILAND)Co.,Ltd.が運営する、バンコク発のタイ料理店グルメ情報サイトです。取材&掲載店舗数は500軒以上! タイ国内でのタイ料理店食べ歩きに役立ててください。弊社ではバンコク近郊のグルメツアーなども催行しています

カニの身が入ったふわふわ卵焼き”カイフープー” 旧市街クルアアプソン(Krua Apson)

カニの身が入ったふわふわ卵焼き”カイフープー” 旧市街クルアアプソン(Krua Apson)

私が運営しているTRIPULLでは、私だけではなく他数名の方に記事を執筆していただいてます。執筆陣の中のひとり、若生りんか氏からLINEで送られてきた質問が本記事の発端となりました。

「西尾さん、カイジアオの美味しい店を知ってますか?タイ語で調べているんですが見つけられないんです」

カイジアオ(ไข่เจียว)とは卵焼きをさすタイ語です。ぶっかけ飯屋のおかずのひとつとして、パレットに置かれているものを見たことがある方も多いでしょう。私もカイジアオフリークで、豚ひき肉を入れた卵焼き「カイジアオ ムーサップ(ไข่เจียวหมูส้บ)」さえあれば、四十路ながら丼飯1杯を食えるんじゃないかと、根拠のない自信に満ち溢れています。
それほど好きでありながらカイジアオが美味しい店を探そうと思ったことがなく、若生氏から質問を受けドキー!
彼女から問われてみて分かりましたが、カイジアオが旨いと評判の店を一軒も知りません。

これを機に私も調べてみようとネットで検索。数軒ヒットしましたがバンコク中心部ではなく郊外ばかり。一般人にとっては不便な立地であっても、ローカルバスをこよなく愛し乗りこなす若生氏にとってはそれほどハードルが高くなかったようです。

「今度、バスで近くまで行く予定なので来店してみまーす」

と清々しいお返事をいただくことができました。

ところがそれからというもの、若生氏から「カイジアオ食べに行きました〜」という連絡は届いておらず、バスのことを想うばかり私が教えたカイジアオ屋台のことはすっかり失念しているのもしれません。私はといえばその後もカイジアオの旨い店を探し求めることに必死。ずっとカイジアオをキーワードに検索していたところ、ひょいと現れたのが旧市街地にある『クルアアプソン(Krua Apson)』でした。

ふっくら卵焼きの料理名はカイフープー(ไข่ฟูปู)

タイのグルメサイトで掲載されている『クルアアプソン』のメニュー写真を見ると、カイジアオではないのですが、フォルムを見ただけで垂涎をもよおす美しい卵焼きを発見。
料理名はカイジアオではなく、カイフープー(ไข่ฟูปู)という。
カイは卵、プーはカニ、フーというタイ語は「膨らませる」という意味のタイ語だそうです。
似たような料理でカイコンプー(ไข่ข้นปู)がありますが、こちらは焼いたものではなく、ふわふわに炒めた一品。エカマイの『ノンリムクローン』でいただけます。

バンコクおよび近隣県を含め全6店舗を展開

私が来店したのは旧市街地にある『クルアアプソン』。ここは支店のひとつで、サムセンにある本店やナコンパトム県の支店までを含めると全6店舗を展開しています。バンコク中心部からもっともアクセスがいいのは、旧市街にあるDinseo店。
全店舗のGoogleマップを掲載しています。

• Samsen本店

• Dinseo店

• Sanambinnamノンタブリー店

• Kanchanapisek店

• Ratchapruk店

• Salaya chinatown店

ラマ9世国王の母に料理を献上していたという由緒ある名店

『クルアアプソン』について調べてたところ、王室に関わる由緒あるタイ料理店ということが分かりました。オーナーのダンさんは王室から料理の腕が買われ、前国王であるプミポン国王の母、シーナカリン王太后を始め王族の方々に料理をふるまわれていたといいます。
そして1996年、ダンさんはサムセンで『クルアアプソン』を創業。当初クイッティアオ店としてスタートしましたが、来店する王族の方々からのリクエストで、以前ダンさんがふるまっていた料理を出すことが多かったそうです。
王族の方がオーダーする料理は他のお客さんからも好評を得るようになり、クイッティアオ専門店からタイ料理店へと進み始めました。

カイフープー/ไข่ฟูปู(100B)

私を『クルアアプソン』へと突き動かした最重要メニューです。
熱々の卵焼きに、カニの身が詰め込まれたカイフープー。ふわふわ感を出すための焼き加減の妙に惚れました。
カイフープーという料理、検索してみたのですがメニューとして置いている店は少なく、『クルアアプソン』では必食の一品です。

ゲーンリアン ライブア クンソッド/แกงเหลืองไหลบัวกุ้งสด(130B)

おすすめメニューとして載っている一品。エビと蓮の茎を具材にしたイエローカレーです。ゲーンリアンの風味が非常によく、ほどよい辛さで蓮の茎のシャキシャキ感も楽しめます。

パット ドックカチョーン クンサップ/ผัดดอกขจรกุ้งสับ(130B)

ドックカチョーンというを花のつぼみを使った珍しい料理。かすかな苦味がアクセントになっています。
収穫時期によるものなのか、この料理は3月から11月までの限定メニューです。

キアオワーン ルークチンプラークライ パットヘン/เขียวหวานลูกชิ้นปลากรายผัดแห้ง(120B)

汁なしの炒めたグリーンカレーです。グリーンカレーペーストは自家製なのでしょう。独特のコクがあり至極の一皿。『クルアアプソン』を代表するメニューの一つに加えられているだけのことはあります。
こちらも必食です!

ゲーンキアオワーン ルークチンプラークライ/แกงเขียวหวานลูกชิ้นปลากราย(120B)

懲りもせず汁なしグリーンカレーもオーダー。こちらも美味しいですが、汁なしのインパクトには敵いなぁ。

『クルアアプソン』への行き方

立地場所が旧市街地なのでMRTやBTSの最寄駅はなく、交通手段はバスかタクシーを使うのが無難でしょう。
私は若生りんか氏とは違いバスのことにはまったく詳しくないため、バス利用での来店方法はご教授できません。
タクシーなら近くにある巨大ブランコ「サオチンチャー」まで行き、そこから徒歩がよろしいかと。
ほとんどのタクシードライバーはサオチンチャーを知っているでしょうが、言葉が通じないようなら以下を見せてください。

เสาชิงช้า

閉店時間が早いのでご注意を

以前から『クルアアプソン』は知っていたのですが、寺院が多い旧市街地という場所柄、来客の中には欧米人観光客の姿もちらほら見かけていたので、観光者向けにカスタマイズしたタイ料理を出している店だろうと、勝手に思い込んでいました。
ところがどっこい! シーナカリン王太后など王族の方々の味覚も虜にした料理たちはさすがの一言。
香草や辛い料理が苦手といった方でも楽しめると思うので、ぜひ来店してみてください。
閉店時間が20時と少々早めなので、その点だけご注意を。

【SHOP DATA】
「クルアアプソン(ครัวอัปษร)」
TEL:02-685-4531,080-550-0310
OPEN:10:30-20:00(無休)
ADDRESS:169 Dinso Rd, บวรนิเวศ, Khet Phra Nakhon, Krung Thep Maha Nakhon 10200
Website:http://www.kruaapsorn.com/

1974年生まれ大阪府出身。大阪と東京で雑誌編集者として勤務し、2011年にタイへ移住。バンコクで月刊誌の編集長を経て2017年4月にタイ国内旅行会社TRIPULL(THAILAND)Co.,Ltd.を起業し旅行メディアTRIPULLも運営。
Twitter:nishioyasuharu

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