[バンコク以外]ラヨーン県

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カニ養殖場で新鮮なカニをたらふく食べられる ラヨーン県 Mee D Soft Shell Crab Farm

カニ養殖場で新鮮なカニをたらふく食べられる  ラヨーン県 Mee D Soft Shell Crab Farm

「カニを食べるときは皆さん口数が少なくなり静かになる」

日本でカニを囲むと必ずこういうことが言われます。これはカニの殻を剥く作業に集中し会話どころではなくなるうえ、剥いたカニの身は一瞬で食べ終わってしまい、ふたたび殻を剥く作業に没入することに所以しております。

みんな押し黙って没入するカニの殻を剥くという作業、私は大変嫌いでありまして、できることなら剥きたくない。カニの殻は調理場ですべて剥いていただき、たとえ味気なくとも身だけを皿に盛ったものを出してもらいたい。
これは偏に面倒くさがり屋であることに起因しておるわけですが、なにもカニだけに限らず、皮を剥かなければならない果実なども敬遠するほどでございます。

殻や皮を剥く作業を好まないのは、私の手先が不器用であるため。10代のころ、エレクトリックギターを弾くギター少年だったにも関わらず、なぜか手先だけは器用にならずじまい。不器用だったからギターが上達しなかったかもしれませんが、とにかく不器用です。
そんな私にとって殻を剥く必要がないソフトシェルクラブは、最高級毛ガニよりも魅力的な存在かもしれません。

ソフトシェルクラブとは

日本ではあまり食す機会がないソフトシェルクラブ(Soft Shell Crab)。ワタリガニのことを指し、脱皮したての甲羅が柔らかいカニの総称です。アメリカや東南アジアではよく食べられており、タイではプーニム(ปูนิ่ม)と呼ばれ、さまざまなタイ料理に使われています。
日本であまり広まっていないのは、脱皮直後のカニは身が少なく商品価値が低いことが理由だそう。しかし最近ではアメリカの影響などにより、徐々に価値が見出されてきているとも聞きます。

ラヨーン県で見つけたソフトシェルクラブ(プーニム)の養殖場兼タイ料理店

プーニムと呼ばれるソフトシェルクラブは、タイ東部のラヨーン県やチャンタブリー県に多くの養殖場が点在しています。ラヨーン県で営まれている養殖場のひとつ『Mee D Soft Shell Crab Farm』では、プーニムの養殖だけではなく、養殖したプーニムをその場でいただけるタイ料理店も兼ねているという、私の気をそそること甚だしいタイ料理店です。
気をそそられた私は、車を飛ばしラヨーン県まで行っちゃいました。

バンコクからおよそ3時間。『Mee D Soft Shell Crab Farm』へ無事到着はしましたが、周辺にはなんもない! 舗装されていない一本道の脇にぽつんと建っています。
平日の午前10時だけに他の客は誰もおらず、嬉しいか寂しいか貸切状態。養殖場に面している席は掘り炬燵式で、しかも足元は池の水面です。ドクターフィッシュが泳ぎまくっているので、足をつけてフィッシュスパが無料で楽しめる嬉しい特典。

前も後ろもなんもありません

掘り炬燵式ですが、足元は池の水面。

プーニムやプーカイなど全5品をいただきました

さて、私が注文したのは5品。さすがにひとりでこれだけは食べれないので、動画撮影も兼ねていたためカヌンも一緒に食べています(笑)

プーカイドン/ปูไข่ดอง 280B〜

養殖場で採れた新鮮なプーカイ(卵持ちのカニ)をナンプラーなどのタレに漬けたものです。YouTubeでアップする動画のカヌンの表情も見て欲しいんですが、これが旨くないはずがない!
とろりとしたカニ味噌と身。
ビールが飲めなかったことだけが悔やまれる…。
価格はSサイズが280バーツ、Mサイズ380バーツ、Lサイズ480バーツです。

センクレーン パット プーニム/เส้นแกลงผัดปูนิ่ม 80B

パッタイの一種。ラヨーン県のパッタイは使うソースが違っているようです。インタビューでマネージャーにソースの原料を聞きましたが、YouTubeではすべてを放送できなかったので、本記事で紹介しておきます。
ソースには塩漬け魚やお米、シャロット、タマリンドソース、ガピ(オキアミの発酵味噌)などをミキサーで混ぜ仕上げているそうです。
このラヨーン風パッタイにもプーニムが使われています。

プーニム パット プリック タイダム/ปูนิ่มผัดพริกไทยดำ 230B

揚げたプーニムと玉ねぎやピーマンなどの野菜を炒めた一品。黒胡椒がピリッと効いていて、これも旨い。

プーニムトムヤム ナムコム/ต้มยำปูนิ่มน้ำข้น 230B

プーニムも入ったトムヤム。酸味は控えめで、私好みの味付けです。

プーカイヌン/ปูไข่นึ่ง 790B〜

こちらはソフトシェルクラブじゃないですが、どうしても食したかったのでご注文。卵持ちのカニを茹でたプーカイヌンです。
店によってはしっかりと茹でたプーカイが出てくることがありますが、『Mee D Soft Shell Crab Farm』の茹で加減は完全に火を通さない絶妙さ。
生のプーカイドンが苦手なら、こちらをぜひ。
Sサイズが790バーツ、Mサイズが890バーツ、Lサイズが990バーツです。

エビの養殖場を止めプーニム養殖場に転換した『Mee D Soft Shell Crab Farm』

「もともとはエビの養殖場とレストランを兼ねていた店だったんです」

そう話してくれたのはお店を任されているパイさん。エビの養殖場としての経営は良くなく、利益が出ない日々が続いていたと言います。
ある日、お店のオーナーが友人の誘いでチャンタブリー県に出かけた際、ソフトシェルクラブの養殖場を見て、エビからの転換を考えたそうです。
プーニムへ転換した当初、養殖場だけを運営していましたが、しばらくしてからクイッティアオ屋もスタート。

「たとえ質が良くても見た目が悪ければ出荷できないプーニムもあるんです。最初はそれを使ってクイッティアオ プーニムを始めました。そしたら好評で、半年後にレストランとしてスタートしたんです」

経営の柱は養殖場なので、レストランとしての利益はおまけみたいなものなんでしょう。
新鮮なプーニムやプーカイが、他よりも安くいただける。タイのメディアで取り上げられているだけに、土日はかなり賑わっているそうです。

週末に複数名で来店するなら予約しておくほうがいいでしょう。
ちなみに、メニューにはビールが乗っていませんが、実は置いてありますよ!

【SHOP DATA】
「Mee D Soft Shell Crab Farm(มี ดี ฟาร์มปูนิ่ม)」
TEL:089 834 6898
OPEN:9:00-19:00(基本無休)

1974年生まれ大阪府出身。大阪と東京で雑誌編集者として勤務し、2011年にタイへ移住。バンコクで月刊誌の編集長を経て2017年4月にタイ国内旅行会社TRIPULL(THAILAND)Co.,Ltd.を起業し旅行メディアTRIPULLも運営。
Twitter:nishioyasuharu

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COMMENTS & TRACKBACKS

  • Comments ( 6 )
  • Trackbacks ( 0 )
  1. By コジマカズアキ

    何とか時間を作って,Mee D soft shell crab farm にあるレストランへ1度食事に行きたいと思ってます。バンコク市内からレストランまでの交通機関は?どのように行くのですか? タクシー?,バス?,鉄道?交通費は?
    動画では自分たちでクルマを運転して片道におよそ3時間かかったようですね。

    • By 西尾 康晴

      かなり辺鄙な場所ですので、自力で車で行くしかないと思います。

  2. By 荒木正幸

    ラヨーンの古いバス乗り場から、ソンテウが出ているようです、一人40バーツで行けるようですよ、ไปแหลมแม่พิมพ์
    ร้านมีดี พาริมปูนิ่ม
    บ้านกร่ำ-สุนทรภู่
    と書いたのをソンテウの運転手に見せたら、良いと思います、一時間くらいで行けるようです。夕方は18:00でソンテウは終わりだそうです、
    ソンテウの発着所は、ラヨンの交番が有る側の所にあるソンテウが行くようです。

  3. By 荒木正幸

    本日、プーニムの店までソンテウを使って行ってきました、ラヨーンの旧バスステーションから、40バーツで一時間少しかかりますが、行けます、サメット島に行く港を通過したから、サメット島に行く為のソンテウでも行けるかも知れません、唯この店のある場所は、大通りを入って2-3キロの所にあるので、私の場合は、ソンテウの人が40バーツに後10バーツ出せば前迄連れて行くと言われて、合計50バーツで行く事が出来ました。
    帰りは、店の人の好意で、大通り迄オートバイで送ってもらいましたが、歩いても30分もかからないとは思います、唯バンコクから日帰りでは、少し無理があると思います、バスステーションの側に安いゲストハウスがあるから、其処に泊まる様にすれば、自力で公共交通だけで行く事が出来ますね。

    • By 西尾 康晴

      この店までソンテウを使っていった人は、タイ人を含めても荒木さんだけではないでしょうか…。

  4. バンぺーにサマーハウスがある清水と申します。この店には以前から出掛けていますが、日本人に会ったのは2年半前にタイ人の奥様と一緒でした。年3回ほど 2週間/回 バンぺーに来ています。今もバンぺーに居ますが久しぶりに行ってみようかな?
    うまく日にちが合うと、バンぺーから同乗可能ですよ。

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