[料理名]カノム(タイのお菓子)&スイーツ

「激旨!タイ食堂」はTRIPULL(THAILAND)Co.,Ltd.が運営する、バンコク発のタイ料理店グルメ情報サイトです。取材&掲載店舗数は500軒以上! タイ国内でのタイ料理店食べ歩きに役立ててください。弊社ではバンコク近郊のグルメツアーなども催行しています

バンコクでは珍しい!カリーパフ好き必見の専門店『Phu Curry Puff』

バンコクでは珍しい!カリーパフ好き必見の専門店『Phu Curry Puff』

欧米圏のホームドラマやコメディドラマを見ていると度々登場する、あるお菓子。パンやケーキとはまた少し違った”特別さ”を感じてしまう料理、パイです。
欧米の家庭料理、パン屋やカフェで買うお菓子 といったイメージが強いパイですが、タイにもパイ生地のお菓子がありました!東南アジアのパイ料理代表とも言うべき、「カリーパフ」の専門店をご紹介します!

『激旨!タイ食堂』をご覧の皆さまの中には既にお読みの方もおられるでしょう。先日更新された、とあるタイ中華食堂を取り上げたこちらの記事を執筆させて頂きました、田原拓郎です。
初の執筆にも関わらず、温かい反応を下さった読者の皆様方、本当にありがとうございます。
『激旨!タイ食堂』を運営するTRIPULLの代表である西尾さんに次なる執筆のゴーサインを頂き、再び取材に同行しました!!

東南アジアで生まれた傑作スナック、カリーパフ

諸説はありますが、14世紀ごろヨーロッパでは既にパイ料理は存在していたそう。当時の形から多くの変化を経てはいるでしょうが、数百年の時が経った今もパイ生地は世界中で愛され、多くの料理に用いられています。
そんなパイ生地を用いた、東南アジアを代表するパイ料理、カリーパフはこちらも諸説ありますが、マレーシアやシンガポールといったマレー半島の国で生まれた説が有力です。

スパイスが香るカレー味のポテトを、ヨーロッパから伝わったパイ生地で小さく包んだカリーパフ。インド商人やイスラム商人からの文化や宗教の伝来、ヨーロッパとの交易、植民地化の経緯を持つマレー半島の歴史がこの一品に凝縮されているのではないでしょうか。

マレー半島で誕生したとされるカリーパフですが、タイでもたまにその姿を見かけます。また、後述しますが中の具にはカレー味にとどまらず様々な種類のものがあります

バンコクではかなり珍しい?カリーパフの専門店『Phu Curry Puff(プー カリーパフ)』

シンガポールやマレーシアでは道端の無名のカリーパフ屋台に始まり、カフェやデパ地下のような場所にある有名店など様々なカリーパフを至る所で目にします。
しかし、タイではヤワラート周辺などの、特定のエリアで他のスナックと並んで売られているのをたまに見る程度。
ましてや堂々と店を構えたカリーパフ専門店ともなるとご存知の方は少ないのではないでしょうか。

僕は過去にシンガポールからマレー半島を縦断するルートでタイに向けて旅行したことがあり、その際も移動中など小腹が空いた時に、よくカリーパフを食べていたのですが、タイに着いてからは中々その姿を見かけず、寂しく感じた事を覚えています。
そんなタイではどこか少し影が薄く感じてしまうカリーパフですが、ついに専門店を西尾さんが発見!

向かった先はバンコクの中華街、ヤワラートの東端から南に延びる、ジャルンクルン通りのソイ22。
西洋のコロニアル様式を取り入れた古き良きバンコクを感じさせる家屋が立ち並ぶ、趣のあるこのソイを少し入ったところに『プー カリーパフ』は店を構えていました。

店の戸にはタイの有名人との記念写真が。記念写真の数々や店の趣ある建物から、半世紀の歴史を持つ老舗の風格さえ漂っている『プーカリーパフ』ですがここを切り盛りする女性曰く、開業してから10年とのこと。10年の間でこれだけの注目を集めるとは!

店の中では5名ほどの従業員がせっせとパイ生地で具を包み、みるみる間にカリーパフが大きな金属のバットを埋め尽くしていきます。
生地に包まれたカリーパフは、完成を今か今かと待ちわびる店先の客の前へと運ばれ、油の中へ。数分後、程よいきつね色になったカリーパフを店先の女性が引き上げます。揚げたてのカリーパフから漂う、香ばしく、ほんのりと香るカレースパイスの匂いに思わずゴクリと喉が鳴ってしまいました。

後述しますが『プー カリーパフ』には6種のカリーパフがあります。しかし、一度に店先で揚げるのは1種類ずつ。全種類買おうと思うと来店するタイミングによってはある程度の時間がかかるかと思います。時間に余裕を持ってお越しください!!

軽食のイメージが強いカリーパフでしたが、周りのタイ人達を見るとミスタードーナッツの一番大きなサイズの箱ほどある大箱にたくさんのカリーパフを購入していました。到底、一人二人では食べ切れない量でしょうから、お土産にも喜ばれているのかもしれません。ローカルが大人買いするカリーパフ、美味しいに決まっています!

ジャンクルン通りの趣ある風景

手作業で包まれたカリーパフ

カリーパフを揚げながら創業年数などを教えてくれた店主

壁にはタイの有名人との写真が貼られていた

スタンプが可愛い紙箱。ローカルの人たちはこの4倍以上の大きさの箱で買っていました

 

ハズレなし『プー カリーパフ』の6種類のカリーパフ

『プー カリーパフ』の店の壁にはメニューが貼ってありました。
意外に感じるかもしれませんが、以下の6つの種類のカレーパフのうち、カレー味なのはチキンのみです。
値段はなんと1つ8バーツ!激安です。

* CHICKEN(チキンカレー)
* TARO(タロイモ)
* SWEET BEAN(甘く炊いた豆)
* SALT BEAN(しょっぱく炊いた豆)
* PINE APPLE(パイン)
* COCONUT(ココナッツ)

また、これらの種類はメニューに併載されているイラストのように、カリーパフに付けられた赤色の点の数と位置で見分けることができるのだそう。誰が考えたのかは分かりませんが、名案ですし、カリーパフに付けられた点が可愛いです。

いくらカリーパフが軽食といえど6種全て食べるのは胃袋のキャパオーバーですので僕はチキン、パイン、タロイモの3種を頂くことにしました。

初めに食べたのは一番定番で一番人気であろう、チキンカレー味です。
一口目の驚きはやはりその生地。何層にも重なったパイ生地が全てサクサクで絶妙な揚げ加減。また、冷凍のパイシートとは一線を画する芳醇な小麦の香り。これはもう、どんな具を包んでも美味しいはずです。

チキンカレーの具ですが、カリーパフにしてはかなりキメが細かく潰したポテトとチキンのミンチをカレー味で味付けしたもの。カレーの辛さは控えめで、スパイスの豊かな香りがポテトの甘みとマッチしてとても優しい味です。おばあちゃんの家で食べたカレーコロッケのような印象を受けました。

次に食べたのはパイン。僕はかなり甘めのジャムやペーストのような具を想像していたのですが予想は裏切られました。
台湾のお土産で人気のパイナップルケーキを食べたことがありますでしょうか?そのパイナップルケーキの中身に少し似た、パインの食感が残った、ジャムというよりドライフルーツを戻した状態に近いものが、このカリーパフに入っています。具のパインの甘さは、自然でフルーティーなもので、生地の味を邪魔することなくとても上品な味でした。

最後に食べたのはタロイモ。タロイモという食材にあまり馴染みがない方もいるかもしれません。里芋とさつま芋の間のような素朴な甘みが特徴の芋で東南アジア地域での定番食材の1つです。(実は分類上、里芋はタロイモの一種です。)
タイのお菓子や菓子パンにはタロイモを使ったものが多々ありますが、砂糖を加えすぎたせいでタロイモ本来の素朴な甘みを味わえないものも少なくない気がします。しかしこの店のタロイモ味カリーパフは甘すぎることもなく、なめらかに濾されたタロイモ本来の素朴な甘味が楽しめました。

定番のチキンカレーはもちろんとても美味しいのですが、そのほかの甘い具材も香り豊かなパイ生地と、自然派な具材の甘みがマッチしていて絶品でした。

「甘いものはあまり好きじゃない…」という方も、『プーカリーパフ』にお越しの際はチキンカレー以外の味にも是非挑戦してみてください!

カリーパフの種類を見分けるポイントは赤の点

定番のチキンカレーはスパイスが食欲をかきたてます

定番のチキンカレーはスパイスが食欲をかきたてます

パインはフルーツ感もしっかり残っていて個人的には結構お気に入り

また、この日は店先で中華ちまきを売っていました。しいたけ、かしわ、ピーナッツや豆類などの具を店先に置かれた大きなボールでもち米と混ぜ、お客さんの目の前で笹の葉で包んで紐で吊る様子を見ているとついつい中華ちまきも食べたくなります。
こちらの中華ちまきは金曜日限定との事。僕はピーナッツアレルギーなので悔しくも、この中華ちまきを食べることができませんでしたが、「中華ちまきも食べたい!」という方はぜひ金曜日にお店を訪れてみてください!!

金曜日限定の中華ちまきも具沢山で美味しそう

 

『プー カリーパフ』への行き方

先ほど述べましたように『プー カリーパフ』はジャルンクルン通りソイ22を少し入ったところにあり、最寄り駅である国鉄、MRTフワランポーン駅からは徒歩10分程度です。
また、中華街(ヤワラート)からはヤワラート通りの東側の端から南に徒歩10分〜15分程の場所にあります。
タクシーを利用する場合、「ジャルンクルン(ถนนเจริญกรุง )22」と伝えましょう。

ヤワラートなどでも稀に売られているカリーパフですが、専門店の味を是非一度味わってみてください。

僕がまだ食べていない残り3つのカリーパフを食べた方、僕が食べられなかったちまきを食べた方、是非コメント欄に感想をお書きください!よろしくお願いします!

【SHOP DATE】
「Phu Curry Puff(プー カリーパフ)」
TEL:02-237-5425, 080-602-2055
OPEN:07:00-14:00 (基本無休)
ADRESS:22 Charoen Krung Rd, Khwaeng Talat Noi, Khet Samphanthawong, Krung Thep Maha Nakhon 10100
Facebook:https://www.facebook.com/Pu.CurryPuff/

1999年生まれ。兵庫県の高専に通う学生。2016年に初めてバックパッカー旅行で東南アジアに訪れた際、タイの文化と人々に魅了される。2016年、2017年とタイを訪れる内に「激旨!タイ食堂」を知りタイ料理の奥深さを再認識。2018年8月現在、「激旨!タイ食堂」を運営するTRIPULLにてインターンシップ中。

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COMMENTS & TRACKBACKS

  • Comments ( 2 )
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  1. 大阪から友人が来てくれたので9月1日(土)、ルートに入れて行って来ました。
    ルートのうち③が今回の「Phu Curry Puff(プー カリーパフ)」になります。

    ①「バクテー:義肉骨茶(อี้ บะ กุ๊ด เต๋)」→②「クワンシウキー(กว้านสิ่วกี่)」→③カリーパフ→④舟に乗ってワット・アルン(暁の寺)対岸「Bitter Deck」でカフェ→⑤カオサン近くの「ワット・イントラウィハーン」→⑥シーフード料理屋「T&K」

    激旨!タイ食堂さんのお陰で、いろんな食の楽しみが出来て感謝しています!!

    また同じ高専繋がりの方が、こんな楽しい情報を上げてくれ嬉しく思います。

    ありがとうございます。
    今後とも拝見させて頂き、タイ生活を楽しみたいと思います。

    • By 西尾 康晴

      『義肉骨茶』や『クワンシウキー』を入れているあたりが渋いチョイスですね!
      この辺りの食べ歩きなら、私の上記2店舗と『カリーパフ』は入れると思います。
      田原君とは高専繋がりでしたか。
      これからも未知なる美味しいタイ料理店をたくさん紹介していきますので、楽しみにしていてください。

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