BTSサラデーン駅

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9種類のタレを持つ串焼き屋台 @シーロム

9種類のタレを持つ串焼き屋台  @シーロム

「うちの店は父親が始めました。もう30年ほどやっています」

そう話してくれたのは、シーロムの一角で営業する串焼き屋台に立つ男性。何種類も並ぶ串を焼いているため立ち上る煙は半端なく、質問する私の顔面に容赦なく襲いかかり、望まなくとも”串焼き臭”をまとっていきます。
BTSサラデーン駅を降り、シーロム通りを西へと歩を進めると見えてくるITF Tower。私が来店したのはこのビルの裏手で営業している串焼き屋台『ピチットバーントン ムーピン ナムチムガオヤン』です。
バンコクでは屋台が続々と消えているとはいえ、根付いた屋台文化が早々になくなるはずもなく、いまだ活況を呈している屋台は少なくありません。
『ピチットバーントン ムーピン ナムチムガオヤン』もその1つで、ITF Towerの裏手で煙をもうもうと上げ、周辺で働く人々の胃袋に寄り添っています。

バンコクに串焼き屋台の店は数多くあるものの、私がここで取り上げた店舗は非常に少なく、思い出す限りでは『ムーサテサワン』とサトーンにある『名も無きムーピン屋台』『ムーパラ ラチャダムヌン』の3店舗。
600店舗以上取り上げてきているので厳密に調べると他にもあるかもしれませんが、執筆時点での記憶ではその程度です。
串焼き屋台をほとんど取り上げない私が『ピチットバーントン ムーピン ナムチムガオヤン』に目をつけたのは、客入りが多いだけではなくこの店の”とある特徴”でした。

串焼きの種類が多い&9種類のタレ

さきほどから店名を何度か載せていますが、この串焼き屋台、とにかく店名が長い! まず「ピチットバーントン」は店主の名前。「ムーピン」は豚串焼き、「ナムチムガオヤン」は9種のタレという意味を持っています。
9種ものタレを置く串焼き屋台とはかなり珍しい。というか見たことがない。同店が注目されている要因の1つに、この9種のタレが挙げられます。
タレだけではなく注目されている他の要因として、串焼きの種類が多いことも一因でしょう。
テーブルのメニューを見て数えてみたところ、 豚肉や鶏肉の肉系から内臓系、ソーセージ、魚と20種以上! 持ち帰ることもできますが、路傍に設けられたテーブルでもいただくことができます。
テーブルには各種野菜が盛られていて、当然ながらこれらは無料。これらの野菜を9種ものタレでいただくと、それだけで空腹が満たされるのではとニンマリしてしまうのは、私がもともと貧乏性だからだと思います。

ナムチム&ナムプリックの名前

9つものタレとはどういったものがあるのか。メニューにはタイ語だけしか記載されていないので、カタカナを併記し紹介していきます。
名称の冒頭に「ナムチム」と表記されているのは”タレ”の意。「ナムプリック」と表記されているのは”ディップ”のことです。

ナムチムプリアオワーン/น้ำจิ้มเปรี้ยวหวาน
ナムチムプリアオペット/น้ำจิ้มเปรี้ยวเผ็ด
ナムプリックプラーラーサップ/น้ำพริกปลาร้าสับ
ナムプリックプラートート/น้ำพริกปลาทอด
ナムプリックスプマクア/น้ำพริกซุมมะเขือ
ナムプリックプラーチョン/น้ำพริกปลาจ่อม
ナムプリックガピ/น้ำพริกกะปิ
ナムプリックヌム/น้ำพริกหนุ่ม
ナムプリックメンダー/น้ำพริกแมงดา

名前だけを見てどういった原材料が使われているのか分かる方は上級者。多くの方は理解できないでしょう。風変わりなタレだけを挙げると「ナムプリックプラーチョン」や「ナムプリックメンダー」「ナムプリックスプマクア」。
「ナムプリックプラーチョン」は小魚やエビを発酵させ、それらが形を残したまま入っているディップ。「ナムプリックメンダー」は名称どおりメンダーという昆虫を使ったタレです。メンダーそのものがタレに入っているわけではありませんが、間違いなく”珍タレ部門”に分類されるものでしょう。
「ナムプリックスプマクア」はナスを使ったナムプリックです。

なぜ9種類のタレを置くようになったのか

20種以上もの串を仕込むだけでもかなりの労力ですが、そのうえ9種のタレまで用意するようになったのはなぜなのか。

「もともと”9”という数字が好きだったのと、お客さんからの要望を取り入れていた結果、9種類のタレになったんです」

タイ語で9はガオと発音し、これは「歩く」というタイ語のガオと同じ発音のため、前へ進むという意味から縁起がいい数字として扱われています。
お客さんからの要望を取り入れ、9種ものタレを用意するにいたった彼の努力は、商売人の鏡ではあるまいか。
そんな彼の串焼き屋台は人気を博し、タイのテレビなどのメディアでも取り上げられるようになっていきました。

ちなみに同店ではビールなどアルコール類は置いていませんが、すぐ近くにセブンイレブンがあるのでご安心を。

【SHOP DATA】
「ピチットバーントン ムーピン ナムチムガオヤン(พิชิต บังทอง หมูปิ้งน้ำจิ้ม 9 อย่าง)」
TEL:061-096-1878, 087-496-8556
OPEN:14:30-01:30(月〜金) 12:00-01:30(土日)
※基本無休ですがたまにお休みされるようですので、来店前はFacebookで確認しておくことをおすすめします。
PRICE:10バーツ〜
Facebook:https://www.facebook.com/%E0%B8%9E%E0%B8%B4%E0%B8%8A%E0%B8%B4%E0%B8%95-%E0%B8%AB%E0%B8%A1%E0%B8%B9%E0%B8%9B%E0%B8%B4%E0%B9%89%E0%B8%87%E0%B8%99%E0%B9%89%E0%B8%B3%E0%B8%88%E0%B8%B4%E0%B9%89%E0%B8%A1%E0%B9%80%E0%B8%81%E0%B9%89%E0%B8%B2%E0%B8%AD%E0%B8%A2%E0%B9%88%E0%B8%B2%E0%B8%87-330674124060339/

1974年生まれ大阪府出身。大阪と東京で雑誌編集者として勤務し、2011年にタイへ移住。バンコクで月刊誌の編集長を経て2017年4月にタイ国内旅行会社TRIPULL(THAILAND)Co.,Ltd.を起業し旅行メディアTRIPULLも運営。
Twitter:nishioyasuharu

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