[料理名]カオマンガイ(蒸し鶏乗せご飯)

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バンコクで行っておきたいカオマンガイ15店舗
2019-2020年度版

バンコクで行っておきたいカオマンガイ15店舗2019-2020年度版

※本記事は2019年8月に全編改訂しました。

バンコクのカオマンガイ店を特集した「バンコクで食べておきたいカオマンガイ10選!」を公開したのは2015年9月。おかげさまで本記事はたくさんの方に読んでいただき、いまでも高いページビューを誇っています。
ただ人気記事とはいえ執筆から4年が経過。いま読み返してみると移転した店があるなど、情報の古さによって利便性が下がったのは確かです。そこで、記事の加筆修正が必要と感じた私は、本記事を全面的に改訂。リニューアルするとともに、2019年度版は全15店舗にしました。

目次

カオマンガイ(ข้าวมันไก่)とは

カオマンガイという料理名のタイ語は、「カオマン(ข้าวมัน)」が鶏のダシで炊いたご飯、「ガイ(ไก่)」が鶏。この2つの単語だけで構成されているように、ご飯の上に蒸し鶏を乗せただけのシンプルな料理です。
中国・海南島出身者が考案した料理だといわれ、タイだけではなくマレーシアやシンガポールなど東南アジアの庶民料理として根付いています。
タイでカオマンガイを広めたのは中国からタイへと渡ってきた華僑でした。中華街のヤワラートでカオマンガイ専門店が現れ始めたのをきっかけに、タイ人の味覚に合わせ、タイ各地へと広まっていくことになります。

カオマンガイの注文方法

タイ語を駆使せずとも注文できることも、カオマンガイが旅行者にも受け入れられやすい点のひとつでしょう。ただ、カオマンガイには揚げた鶏肉を乗せたものや、蒸し鶏と揚げた鶏のミックスを置いていることもあり、それらを注文するのであれば他タイ語も覚えておく方が便利。
指差しで通じればそれで問題ありませんが、タイ語で注文してみたいというか方は以下を参考にして挑戦してみてください。

揚げた鶏肉のカオマンガイ:カオマンガイトート/ข้าวมันไก่ทอด
(最後のトートは、発音的にトォーのほうが近い)
蒸し鶏と揚げた鶏肉のミックス;カオマンガイ パソム/ข้าวมันผสม
(最後の「ム」はほとんど発音せず、「ン」に近い音で)

また大盛りを注文したいなど、カオマンガイを食する上で覚えおけば便利なタイ語もあります。

普通盛り:タマダー/ธรรมดา
大盛り:ピセー/พิเศษ

タイ人客の中には上記だけではなく、ちょっとした注文を伝えている方も少なくありません。
鶏皮付きか、鶏皮を付けない蒸し鶏のどちかを伝えています。
タイ語での表現は

鶏皮無しを要望するなら「マイアオ ナン/ไม่เอาหนัง」。
鶏皮付きを要望するなら「アオ ナン/เอาหนัง」。

ナン(หนัง)が皮を表しているタイ語。皮だけではなく丁寧に「鶏皮」と伝えるならば、ガイ(鶏)を付けて「ナンガイ/หนังไก่」となります。

最新版「バンコクで食べておきたいカオマンガイ15店舗」

2015年に公開した時の記事を大々的に改編した今回。前回紹介した10店舗を改めて見直し数店舗を入れ替え、そのうえ5店舗を追加し「バンコクで食べておきたいカオマンガイ15店舗」にしています。
本記事で取り上げた全15店舗は、数年振りに来店した店舗も含め、実際に足を運び、食して選びました。
私個人の好みだけではなく、日本人、そしてタイ人の評判も取り入れ構成しています。

味付けしたご飯に蒸し鶏を乗せただけのシンプルな料理。そんなシンプルな料理だからこそ奥が深く、多くの人を魅了するのでしょう。
今回紹介するのはバンコクに数ある中のたった15店舗ですが、それぞれの一皿を味わい、食べ比べ、自身のお気に入りを探してみてください。

ゴーアン ガイトーン プラトゥーナム(ピンクのカオマンガイ)@プラトゥーナム

バンコクのカオマンガイを語るなら、『ピンクのカオマンガイ』は外せないでしょう。私があれこれ書かなくともガイドブックをはじめブログやYouTubeなどさまざまな媒体で紹介されており、タイでもっとも有名なカオマンガイ店といって過言ではありません。
『ピンクのカオマンガイ』は通称で、正式な店名は『ゴーアン ガイトーン プラトゥーナム』。
創業したのは1960年。スタッフがピンクのポロシャツを着用していることから、”ピンクのカオマンガイ”と呼ばれるようになりました。

2014年には東京の渋谷に海外初上陸を成功させ、その後、大阪や福岡と出店数を増やし”カオマンガイブーム”の火付け役に。
ところが2017年、日本国内のパートナーとの意見が噛み合わず、日本からは完全撤退。
いまでもピンク色の外観をしたカオマンガイ屋が同じ場所で営業しているため、それらの店を「ピンクのカオマンガイ」と思っている方も少なくないようですが、店名も変わっており系列店ではなくなっています。

『ゴーアン ガイトーン プラトゥーナム』がこだわっているのは、まずナムチム(付けダレ)。創業当時の味に手を加えることなく、現在の三代目まで引き継がれているといいます。
鶏や米は契約ファームから仕入れたもののみを使用し、徹底されたクオリティコントロールで、数十年間タイ随一のカオマンガイを提供し続けています。

三代目となる現オーナーはまだ29歳(2019年当時)ということもあり、二代目である父からいろいろ教わりながらお店を運営しつつ、タイ国内の店舗数を着実に増やしています。
そんな三代目の彼にインタビューをしました。以下の記事でご覧いただけます。

”ピンクのカオマンガイ”現オーナーに訊く 王者の軌跡

多くの人々が感嘆の声を上げる、丹念に作り込まれたカオマンガイ。
バンコクで必食の一皿といっていいでしょう。

スタッフ全員、ピンクのポロシャツを着用。

朝方は比較的空いています。

タイ国内で知名度ナンバーワンのカオマンガイ。秀逸なナムチムが美味しさを引き出しています。

三代目オーナーのエカポーン氏。

【SHOP DATA】
ゴーアン ガイトーン プラトゥーナム(ピンクのカオマンガイ)/โกอ่างไก่ตอนประตูน้ำ
TEL:02-252-6325
OPEN:6:00-14:00,17:00-02:00
PRICE:カオマンガイ40B、鶏肉のみ60-120B、苦瓜スープ(スープマラ)60B

クワンヘン カオマンガイプラトゥーナム(緑のカオマンガイ)@プラトゥーナム

先に紹介したピンクのカオマンガイとの距離、わずか数十メートル。それだけ近接した場所でカオマンガイを売っている『クワンヘン カオマンガイプラトゥーナム』も、店頭に行列ができる有名店です。
こちらでは緑をイメージカラーにしているため、『緑のカオマンガイ』という別称で親しまれています。
創業は1932年。創業者は中国・潮州から兄とともにタイへ渡り、当初はヤワラートでコーヒーを売り歩いていたといいます。
その後プラトゥーナムに引っ越し、親戚から教えてもらったカオマンガイのレシピをひっさげ1962年からカオマンガイを売り始めたのが『クワンヘン』の始まりです。

近接した場所で営業する2店舗だけに「ピンクvs緑」なんていう対立構図を作られることが多く、「私はピンク派」「俺は緑派」といった派閥を掲げる人も。それだけこの両店は、バンコクを代表する2店舗といっていいでしょう。
現在お店を運営しているのは、女性オーナーのヌッチさん。創業者の孫にあたる三代目です。

「うちのお店が他と異なるのはナムチムです。他店は多分使っていないだろうという素材を入れています。何を使っているかはトップシークレットです(笑)」

緑派を名乗る人たちも絶賛しているように、クワンヘンのナムチムには独特の深みがあり、魅了される人が続出。このナムチムは二代目であるヌッチさんのお父さんが考案したそうです。
鶏の仕入先は父の代から変わらず、品種はガイトーン。米は古いジャスミンライスを使用。古い米をあえて使っているのは、炊くと綺麗で水っぽくないご飯に仕上がるためだと話します。

材料や調理法、独自のナムチムにいたるまで、徹底してこだわったカオマンガイは、ここだけではなく支店でも楽しめます。
本店のほかに展開しているのはMRTチャトゥチャック駅構内、『Big Cラチャダムリ』内、そしてBTSウォンウェンヤイ近くの店舗など3店舗。
現在はバンコク都内だけですが、タイの地方や海外出店も考えているのだとか。オーナーのヌッチさんは日本へ何度も旅行へ行っている親日家なので、将来的には日本での出店もありえるかもしれません。

『クワンヘン』では質の高いカオマンガイを提供しているだけではなく、創業当初から売っていたコーヒーのほか、ムーサテ(豚の串焼き)や生春巻きといったメニューを揃えているのも特徴の1つです。炭火の香ばしさが乗ったムーサテをかぶりつき、至極のカオマンガイをいただく。
極めたカオマンガイと他店にはないメニューの組み合わせで、ピンクのカオマンガイに負けない存在感を放っています。

昼どきでなくても満席になるのは珍しくありません。

店名やロゴを皿に入れるなど、他店にはないこだわりを見せるカオマンガイ。

蒸し鶏と揚げ鶏をミックスしたカオマンガイパソム。

忙しい中、インタビューに応じてくださったオーナーのヌッチさん。

こちらもスタッフ全員、緑のユニフォームで統一されています。

ヌッチさんは何度も日本へ旅行に出かけているほどの親日家。

【SHOP DATA】
クワンヘン カオマンガイプラトゥーナム/ก่วงเฮงข้าวมันไก่ประตูน้ำ
TEL:02-251-8768,086-314-1632,081-811-1372
OPEN:24時間
PRICE:カオマンガイ50B、マラスープ40B
FACEBOOK:https://web.facebook.com/kuangheng1932/

ジュブジュブカオマンガイ@BTSアーリー駅最寄り

店主ジュブさんの名前が冠された『ジュブジュブカオマンガイ』。同店はカオマンガイのレベルもさることながら、4種盛りカオマンガイという独自の商品を開発し、これが大ヒット。日本のガイドブックにも掲載されるようになった人気店です。
2019年初頭から閉店していた時期がありましたが、同年6月13日にめでたく再開店。当日の朝に店へ伺ったところ、再オープンしたばかりのこの日から行列が出来ていたので人気ぶりに驚くばかり。

『ジュブジュブカオマンガイ』のウリである4種盛りカオマンガイは、蒸し鶏、ガイトート(揚げた鶏)、テリヤキチキン、ガイセープ(鶏肉を使ったイサーン料理のひとつ)を美しく盛ったオリジナル商品。
美味いわ、食べ応えあるわ、しかも写真映えするわの3拍子が揃った一皿は、数多もの日本人の心を鷲掴みにしています。
4種盛りカオマンガイばかりが注目される『ジュブジュブカオマンガイ』ですが、基本のカオマンガイも侮れません。特筆したいのはナムチムです。

「ナムチムはかなり研究しました」

ジュブさん自身がそう話すように、さまざまなカオマンガイ屋を食べ歩き、研究に研究を重ねたナムチムは、タイ人からも絶賛されていると言います。2019年1月から6月までの半年間お店を閉めていたのは、店周辺をリノベーションするため界隈の店舗全店が一時撤去せざるを得なかったためです。

「閉店している間は友人のお店で働かせてもらっていたんです。再開店できることは聞いていたので、別の場所に移ることなく我慢していました」

そして2019年6月13日に再オープン。噂を聞きつけた方や、店の前を通って再オープンを知った方などがたくさん来店したと言います。翌日の6月14日は鶏が11時で売り切れてしまったのだとか。

「半年ぶりに鶏肉をさばいたので、だいぶ手が痛くなりました。それでも、またたくさんのお客さんに来店してもらってとても幸せです」

再オープン後は営業時間を延長。以前夜は開けていませんでしたが現在は平日限定で20時まで営業していますよ。
(取材当時の営業時間です)

Youtubeでもジュブジュブカオマンガイを紹介しています

カオマンガイにかけるジュブさんの意気込みは半端ありません。

カオマンガイ界に新風を吹き込んだ4種盛りカオマンガイ!

ひとつひとつが丁寧に盛られていて美しい。

2種で注文することも可能です。

忙しい合間を縫って撮らせていただいたワンショット。

【SHOP DATA】
ジュブジュブカオマンガイ/จุ๊บจุ๊บข้าวมันไก่
TEL:086-608-6302
OPEN:06:00-20:00(月-金)06:00-13:00 (土日)
PRICE:カオマンガイ40B、2種盛り50B、3種盛り60B、4種盛り100B

ヘンヘンカオマンガイ@BTSプロンポン駅

BTSプロンポン駅から『NaRaYa(ナラヤ)』方面へ降りたあたりに、人々が並ぶ屋台が路上で営業しています。創業して約20年という『ヘンヘンカオマンガイ』。バンコクでは2015年あたりから路上の屋台が次々と撤去させられている中、いまでも堂々と歩道に屋台を出しているのは逞しい限り。店主いわく、路上といっても他店舗の敷地内を利用して営業しているため撤去を命じられることはないそうです。
夕刻の17時に店を開けるとすぐさま長蛇の列。路上のテーブル席は仕事帰りのタイ人たちで埋め尽くされます。
『ヘンヘンカオマンガイ』で特に人気なのがカオマンガイトート(揚げた鶏のカオマンガイ)。あっという間に売り切れてしまうため、18時の来店であっても品切れになっていることもあります。
BTSプロンポン駅直下にある『ヘンヘンカオマンガイ』。土地勘がない旅行者でも来店しやすいのは至便です。

Youtubeでもヘンヘンカオマンガイを紹介しています

オープンから19時ごろまではこのような状況が続きます。

すぐに売り切れてしまうカオマンガイトートもおすすめ。

【SHOP DATA】
ヘンヘンカオマンガイ/เฮงเฮง ข้าวมันไก่
TEL:089-888-0282
OPEN:17:00-21:00
PRICE:カオマンガイ40B、50B(大盛り)

BOON TONG KIAT HAINANESE CHICKEN RICE@トンロー通り

ここ数年、凄まじい勢いでコンドミニアムが建っているトンロー通り。通り沿いで営業している飲食店の中には、コンドミニアム建設の決定により「突然の立ち退き勧告」を家主から叩きつけられた店も少なくありません。
古くからのお店が立ち退きを迫られ街並みが急変するトンロー通りですが、いまでも踏ん張って営業を続けているカオマンガイ店があるんです。Jアベニューの向かい側で営んでいる『BOON TONG KIAT HAINANESE CHICKEN RICE』です。こちらで提供しているのは、正確に表現するとカオマンガイではなくシンガポールチキンライス。名の通りシンガポール版のカオマンガイです。

強めに味付けされたご飯と、最後の仕上げにタレをかけた食感のいい皮付きの鶏肉。一般的なカオマンガイとは味わいが異なっているので、カオマンガイフリークなら食しておきたい一皿です。
カオマンガイがお目当てならこの一皿だけで終えてもいいのですが、『BOON TONG KIAT HAINANESE CHICKEN RICE』はメニューが豊富なので、余裕があるなら他の料理も味わってもらいたいところ。
同店は鶏肉だけではなくムーデーン(タイ風チャーシュー)やローストダックもあり、これら3つをいただける3種盛りがお店のおすすめ。

変わったメニューでは、「シンガポール ロジャ」という料理。ソムタムシンガポールとも呼ばれるメニューで、パイナップルやリンゴなどのフルーツと野菜を和えて、甘めに味付けしています。

昔ながらの食堂がなくなりつつあるトンロー通り。
創業して20年ほどという『BOON TONG KIAT』には、これからもこのカオマンガイを提供し続けてもらいたいものです。

YoutubeでもBOON TONG KIATを紹介しています

一般的なカオマンガイと比べご飯の色が濃く、ナムチムは数種類用意されています。

ムーデーン(焼豚)、ローストダック、蒸し鶏の三種セット。

「シンガポール ロジャ」という料理。ソムタムシンガポールとも呼ばれています。

【SHOP DATA】
BOON TONG KIAT HAINANESE CHICKEN RICE/บุญตงเกียรติ ข้าวมันไก่ไหหลำ
TEL:02-390-2508
OPEN:10:00-22:00
PRICE:カオマンガイ70B

カオマンガイジェーイー@ワットサケット近く

創業1930年は老舗カオマンガイの中でもかなり古く、最古参組に入る『カオマンガイジェーイー』。バンコク中心部ではないものの、ワットサケットから徒歩数分の場所なので、同寺院の観光後にふらりと寄れるカオマンガイ店です。
うなぎの寝床のように入り口からずっと奥へ続く細長い店内。木製のテーブル15席ほどが並んでいます。
外国人旅行者がほとんど来ない店なので、壁に貼っているメニューには英語併記はなし。
カオマンガイの普通盛りが50バーツ、大盛り60バーツ。持ち帰り用として鶏肉だけも販売しており、SサイズからXXLサイズまでの料金が表示されています。
日本人には馴染みのないカオマンガイ店ですが、タイ人からは高評価を得ており、口コミサイトでは大絶賛の嵐。開店から多くの客が詰めかけ賑っています。

『カオマンガイジェーイー』のナムチムはタオチオ(大豆を原料とした調味料)は使われおらず、シーユーカオをベースに生姜やにんにくを効かせ、旨味をたっぷり含んださらりとした舌触り。
鶏肉は皮やモモ、胸肉など各部位が盛られているので、食べ応えのある一皿です。
いわゆる「ピンクのカオマンガイ」や「緑のカオマンガイ」など、ご飯にニンニクや生姜を強めに効かせたカオマンガイとは系統が違っていますが、こういったタイプのカオマンガイが好きならたまらないはず。
ワットサケットを詣でた後、立ち寄ってみてください。

メニューも全てタイ語です。

午前中に来店しましたがほぼ満席でした。

ご飯の量に比べて鶏肉が多い!

【SHOP DATA】
カオマンガイジェーイー/ข้าวมันไก่เจ๊ยี
TEL:02-223-2645,086-539-5523
OPEN:06:00-15:00(月曜日休み)
PRICE:カオマンガイ50B

シールアンポーチャナー@BTSサパーンクワーイ駅

『シールアンポーチャナー』といえば、大食いを自負する者でも完食することが難しい”超大盛りカオマンガイ”で知られた店舗です。
超大盛りカオマンガイとは、ご飯2kg、鶏肉1kgの総重量3kgの一皿。およそ10人前はあるカオマンガイを1時間以内に一人で完食すれば、料金が無料になるという大食い企画にチャレンジできます。
こちらの超大盛りカオマンガイを完食したのは、2018年8月当時で17名。完食の最速タイムは11分19秒という、にわかに信じがたいタイムを叩き出しています。
大食いに相当自信がなければこのカオマンガイを注文することはないでしょうが、普通盛りのカオマンガイもあるのでご安心を。

カオマンガイの米はチェンライ産とイサーン地方のブランドのものとの2種類をブレンド。鶏はハーブなど良い飼料を使いオーガニック飼育された最高クラスのものを使っているといいます。
ナムチムの材料でもある砂糖は、アンパワー群のココナッツシュガーを使用し、タマリンドにいたっては年間の生産数が限られたブランドを選んでいます。
鶏肉から米、そしてナムチムまで、オーナーのこだわりが貫かれた気骨あるカオマンガイです。

全素材にこだわった逸品!

大食いチャレンジ用カオマンガイのサイズ。こんなの食えません…。

【SHOP DATE】
シールアンポーチャナー/ศรีเหลืองโภชนา
TEL:098-2928914,086-326858
OPEN:8:00-17:00(正月、ソンクラーン、菜食祭り等の日は休業。FBにてアナウンス有)
Facebook:https://www.facebook.com/sri.yellow.m/

ソムチャイ カオマンガイトーン(元カオマンガイソムポーン)@MRTクロントィーイ駅

MRTクロントゥーイ駅から徒歩数分。駅近にあり旅行者でも気軽に来店できる『カオマンガイソムポーン』を初めて取材したのは2015年でした。
この記事では、オーナーの名前から「ソムポーン」という店名が付けられたと書いていますが、現在彼の姿はありません。
彼はお店の運営をパートナーだったソムチャイさんに引き渡し、ソムポーンさんはカオマンガイ屋を辞めお寺に出家したそうです。
それを機に店名を『ソムチャイ カオマンガイトーン』に変更しています。

タムチムはタオチオに唐辛子、生姜、ニンニクを加え、ピリ辛くしており風味は赤味噌ダレのよう。
ゴツっとした鶏ガラが入ったスープは、パッカドーン(タイの漬物)の酸味がほどよく、さわやかな後味です。
プリっとした食感の鶏肉、強めに味付けされたご飯(カオマン)、個性あるナムチム。
パンチの効いたカオマンガイを好むなら、『カオマンガイソムポーン』はぜひ。

カオマンガイはもちろん、パッカドーンが入ったスープも秀逸。

現オーナーのソムチャイさんです。

【SHOP DATA】
ソムチャイ カオマンガイトーン(元カオマンガイソムポーン)/สมชาย ข้าวมันไก่ตอน
TEL:087-567-0990
OPEN:06:30〜16:00(無くなり次第閉店)
PRICE:カオマンガイ(並)40B (大盛り)50B

ピチャイガイトーン@ヤワラート

ヤワラートに建つ名刹ワットトライミット。毎日多くのタイ人が参拝に訪れるこの寺院の近くに、数十年営んでいるカオマンガイ屋があります。タイ人だけではなく、旅行者も多く来店する『ピチャイガイトーン』。
オーナーのピチャイさんは76歳(2019年取材当時)ながらいまでもお店に立ち、自身で鶏をさばいてます。

「うちの鶏はガイトーンだけしか使っていないし、鶏は自分で直接選んでいるよ」

ガイトーンとは去勢したオスの鶏を差す品種のことで、去勢することによって肉つきが良くなり、肉質が柔らかくと言います。
ただし、メスの鶏はガイトーンとしては出荷できないので、価格が高くなっているのが一般的。
分かりやすい立地場所でもないですが、数十年積み上げてきた実績は評判となり、来店するのはタイ人だけではなく欧米人や中国人、そして日本人も少なくないと言います。
『ピチャイガイトーン』では蒸し鶏のほか、ガイトート(揚げた鶏肉)、ローストダックもメニューにあり、それらの3種盛りもオーダー可。同店はカオマンガイだけではなく、クイッティアオも有り。

「外国人客はみんなカオマンガイを求めて来られるんですけど、クイッティアオも美味しいからそのことも書いておいて!」

笑顔いっぱいで話してくれたのは、店主の娘さん。
そう言われてみると、私もクイッティアオは食べたことがない!
ちなみに『ピチャイガイトーン』ではカオマンガイ店には珍しくビールも有るので、旨い鶏肉をアテに一杯どうぞ。

Youtubeでもピチャイガイトーンを紹介しています

ヤワラートの隠れた名店5店舗と題した動画をYouTubeで公開しています。
その中の1店舗が『ピチャイガイトーン』。
オーナーであるピチャイさんのインタビューも収録することができました。

ピチャイさんが守り続けているカオマンガイ。

壁に掲げられているのは、これまで取材を受けた記事など多数。

最後はご家族で一枚。ピチャイさん、いつまでも元気で!

【SHOP DATA】
ピチャイガイトーン/พิชัยไก่ตอน
TEL:02-233-8941,02-238-3778
OPEN:07:00-18:00
PRICE:カオマンガイ40B

インディカオマンガイ@バンタットン通り

創業してから17年という『インディカオマンガイ』があるのは、BTSナショナルスタジアムから10分ほど西へ歩いたバーンタットン通り。この通りは何度も来たことがあり旨い店が数多くあるのは知っていましたが、『インディカオマンガイ』を知ったのは本特集の取材を始めてからでした。
つまるところ、日本人のほとんどがノーマーク。
お店を切り盛りするオーナーさんは70歳という高齢ながら鶏肉を日々さばき、それだけではなく、隣にある服屋も運営しているという超人的なお爺ちゃんです。

「私の両親は中国・潮州からタイへと渡ってきました。もともとは服屋なんですが、ラヨーン県に住む姉からレシピをもらいカオマンガイ屋も始めたんです」

こんもりとご飯が盛られたカオマンガイを一口。
皮付きの鶏肉はぷりんぷりん。強めの薫りが立つご飯の印象が強く、さらに個性を浮き立たせているのがナムチム。奥深くから独特な薫りが立ち、「うんうん」と意味なく頷きたくなる風味です。
鶏はガイトーンを使い1日にさばくのは17〜20羽。土曜日や日曜日だと来客が増え、30羽近く出ることもあると言います。
カオマンガイのほかにカオカームーやクイッティアオ ガイ(鶏肉のクイッティアオ)も地元の人には評判です。
評判の高い店が集まるバーンタットン通りで17年。切磋琢磨してきた一皿があるからこそ、生き抜いてこれたのでしょう。

カオマンガイの店主は、元気な人が多い印象です。

蒸し鶏と揚げ鶏を乗せたカオマンガイパソム。

テレビ出演も果たしています。

笑顔いただきました!

【SHOP DATA】
インディカオマンガイ/ยินดี ข้าวมันไก่
TEL:02-215-2459,095-932-1753,089-178-7211
OPEN:06:00-16:00,16:30-22:00(無休)
PRICE:カオマンガイ50B

カオマンガイ ジェーボー@バンタットン通り

先ほど紹介した『インディカオマンガイ』があるバンタットン通りは、”カオマンガイ通り”と名付けたいほどカオマンガイ店が多数。それらの中でも旨いという評判を得ているのが『インディカオマンガイ』と、ここで取り上げる『カオマンガイジェーボー』です。
店名の「ジェーボー/เจ๊โบว์」とは、ボー姐さんという意味を表しており、店頭の厨房に立っているのが当該の店主ボーさん。彼女は無駄口をひとつも発しないどころか、眼下の鶏肉に集中するあまりほとんど笑顔を見せることもなく、職人のような風体で鶏を次々とさばいています。

テーブルへ座り壁に掲げられたメニューを確認。タイ語しかないのですが、書いてあるのは数品で、カオマンガイ(普通盛り&大盛り)、ガイトム+ガイトート(蒸し鶏+揚げた鶏肉)、ガイサップ(鶏肉のみ)、カオマンプラーオ(鶏ダシご飯)です。

「何にする?」

ボーさんは鶏肉をさばきながら、ぶっきらぼうに聞いてくる。職人気質のオヤジさんと対峙しているような不思議な感じに襲われながら2種のカオマンガイを伝えると、私はそのまま席に腰を下ろしました。
『インディカオマンガイ』のスタッフは「ドリンクはいかがなさいますか?」といったことを聞いてくることもなく、かといってお茶を出してくれるわけでもありません。店奥にあるコップとストローをセルフサービスで取りにいくわけです。つまり、店員がお茶を提供している時間をもカットして効率化を図っているのでしょう。
ちなみに、一人で来店しているのは私だけ。どんどん団体客が詰めかけ、店内におさまりきらない客は、路傍に設置した屋外テーブルでの食事になります。

一人で座っていることが申し訳なくなるほど店は活況を呈し、そのうえ、各社デリバリーサービスのオーダーも入ってくる。これほど忙しいにも関わらず、私がオーダーした2つのカオマンガイはそれほど待つことなく提供されました。
オーダーしたのはカオマンガイとカオマンガイトート。
カオマンガイに添えられているスープを一口。香りと酸味付けのパッカドーン(タイの漬物)がほのかな風味をあたえ、深みのある鶏ダシを引き立て旨い。
カオマンガイのご飯は硬すぎず柔らかなすぎない絶妙な炊き加減で仕上げられ、鶏肉も賛美に値する一皿。
そしてナムチム。独特の風味と酸味は、後述するカオマンガイ店『スイヘン』に似ています。

「創業してからは30年。サーティーイヤーズね」

ひたすら鶏肉をさばき笑顔のひとつも見せないボーさんに思い切って質問してみたところ、彼女は英語も交えて返答。
それからは私の質問にも次々と答えてくれ、最後には少し笑顔を見せてくれました。

バンタットン通りの名カオマンガイ!

分厚い衣が旨いカオマンガイトート。

スタッフが談笑していても、ボーさん(右から2番目)はひたすら鶏肉をさばいていました…

中国人がときおり来店していましたがメニューはタイ語のみ。

店内は数席しかないのですぐ満席に。

店内が小さいのは、路上テーブルでカバー!

【SHOP DATA】
カオマンガイ ジェーボー/ข้าวมันไก่เจ๊โบว์
TEL:085-164-1399
OPEN:17:00-22:30(無休)
PRICE:カオマンガイ40B(普通盛り)50B(大盛り)

ランファーカオマンガイベートン@旧市街

旧市街地から紹介するのは、創業30年越え、タイ人の間では名の知れた『ランファーカオマンガイベートン』です。巨大ブランコのサオチンチャーから歩いて2、3分。古くからの名食堂がひしめくマハノップ通り(ถนน มหรรณพ)で、30年以上やってきた底力はカオマンガイに表れています。
鶏はタイ南部ヤラー県ベートン群の「ベートン鶏」を使用。ベートン鶏は弾力のある肉質が特徴で、カオマンガイ店で好まれている品種です。
個性的な肉質の鶏肉に合わせるように、ナムチムの旨味も深い。タイ米のご飯はうっすらと出汁色に染められ、噛むと口の中に香りがほのかに広がります。

『ランファー』は店主のほか、奥さんや2人の娘さんも手伝う家族経営。しかし、鶏をさばいているのは店主アピラックさんだけ。私はこれまで何度か来店したことがありますが、アピラックさん以外に包丁を持っている姿を見たことがありません。
同店にはカオマンガイだけではなくカオマンガイトートがあり、珍しいのは豚を煮込んだムーオップがあること。カオマンガイ店にカームー(豚足煮込み)があることはたまにありますが、ムーオップを置いている店はかなり少数です。
これまで雑誌やテレビなどから受けた取材は多数。
タイの3チャンネルで取り上げられたときの映像がYouTubeにありました。
スタジオで出演しているのは店主の奥さんと娘さんです。

タイのテレビ番組でも取り上げられたランファーカオマンガイベートン

ベートン鶏を使用したカオマンガイはバンコクでは少数派。

猥雑とした店内はお店の歴史を感じさせられます。

日本語の媒体でも紹介されたことがあるといいます。

キリっとした表情のオーナーさんです

【SHOP DATA】
ランファーカオマンガイベートン/ลั่นฟ้า ข้าวมันไก่เบตง
TEL:02-224-13138,02-224-0190
OPEN:06:00-14:00(月休み)
PRICE:カオマンガイ50B、カオマンガイトート50B、鶏肉のみ100B〜、鶏ご飯20B

スイヘン@BTSサパーンタクシン駅

個人的な話になってしまうのですが、私は2012年から2017年3月まで、ジャルンクルン・ソイ65にあるコンドミニアムに居住していました。当初、それほど長く住むつもりはなかったんですが、ジャルンクルン通りには古くから営んでいる旨い店が多いことから、タイグルメの甘い罠に気持ちよくハマり、気がづけば5年も住んでいたことになります。
ジャルンクルン通りである程度評判になっている店は、ほとんど食べ尽くしたといっていいと思います。そんな私がジャルンクルン通りで推したいカオマンガイ店は『スイヘン』です。住んでいたコンドミニアムから徒歩2分。家からの距離が近いことから何度も来店したことがあり、「激旨!タイ食堂」を立ち上げてすぐのころ取り上げたこともありました。

カオマンガイ特集を組むにあたって、この『スイヘン』は外せないなと。というのも、この店創業100年を迎えた超老舗で、私が知るカオマンガイ店では最長の歴史を誇っています。
現オーナーは4代目のアンさん。とにかく明るい方で、私が店の前を通るたびに話しかけてくれていた気さくな兄ちゃんです。

「創業主は海南島出身です。私のお爺さんのお兄さんが創業しました。2代目はお爺さん、3代目はおばさんです」

4代に渡って受け継がれてきたカオマンガイ。鶏はガイトーン、米は上質なジャスミンマイを使用し、ナムチムには黄色い唐辛子(プリックルアン)を使って他店にはない風味に仕上げています。
プリックルアンは一般的な赤い唐辛子より高いため、ナムチムに使われることはあまりないそうです。
材料の全てにこだわりを込めているというカオマンガイは、100年の歴史で昇華され、唯一無二の存在になっているといっていいでしょう。
私個人的には、カオマンガイだけではなくカオマンガイトートも味わってもらいたい。サクサクの衣と、贅沢に分厚く切られた鶏肉。噛みしめる度に鶏肉の旨味があふれ、それを味わいつつご飯をかきこむ。これだけでも幸せ感がじわじわこみ上げきますが、以下のスープでさらなる感動を味わってください。

トムスーパーマナオドン/ต้มซุปมะนาวดอง

聞きなれないこのスープは、「ライム風味の酸味スープ」とでも訳せばいいのか。マナオドンとはマナオ(タイのライム)を酢などで漬けたもので、それを入れてスープにしたものです。
マナオドンを入れたスープはそれほど珍しくはありませんが、『スイヘン』のこれは風味がすごい! 一口スープを含むとマナオドンの薫りが口の中に満たされ、強烈なインパクト。具材は冬瓜と鶏の各部位。注文する際にもも肉(カー/ขา)、もみじ(ピック/ปีก)、胸肉(オック/อก)から選べます。
そのほか、これまたカオマンガイ店では見ることのない「トムヤムスーパー/ต้มยำซุปเปอร์」というスープもあったりと、古豪でありながら新しいテイストを取り入れています。

『スイヘン』の実力を表している1つとしてメディアからの取材の数もしかりですが、来店している有名人が豪華。タイの有名人はもちろん、ハリウッドスターのジャン=クロード・ヴァン・ダムも来店しており、写真も見せていただきました!
4代目オーナーのアンさんは取材を受けながらも、顔見知りが来店すると必ず声をかけていくのを忘れません。
これほどフレンドリーなカオマンガイ店は、今回取材した15店舗の中ではココだけ。

「お客さんの顔は忘れないようにしてるんです。アナタのことだって覚えてるよ。最近来てくれなかったけど、どうしちゃったのよ?」

奥さんとの二人三脚で営む彼は、今日も人懐っこい笑顔を見せつつお店に立っています。

数年前からお世話になっているカオマンガイです。

肉厚の揚げ鶏を使ったカオマンガイトート。

トムスーパーマナオドン/ต้มซุปมะนาวดองはぜひ注文してみてください。サイズはS、M、Lがあります。

トムヤムスーパー/ต้มยำซุปเปอร์。カオマンガイ店でトムヤムがあるのは珍しい。

海南島からタイへ渡った創業主と奥さん。

来店した有名人と撮影した写真がゴロゴロ。

この写真がジャン=クロード・ヴァン・ダムが来店した時に撮影したもの。確かに本物だ!

ご夫婦で営んでいます。

【SHOP DATA】
スイヘン/ซุ่ยเฮง
TEL:02-211-3282,087-933-2388 (アンさん)
OPEN:06:30-13:00,17:00-03:00(基本無休、中国正月など中国関連の休みは休日。事前にFBにて告知)
PRICE:
Facebook:@aunsuiheng

カオマンガイトーン サパーンレック@ヤワラート

”海賊版の聖地”と呼ばれていたヤワラートのサパーンレックが取り壊されたのは2015年。いまでは運河の姿だけを残し、暗黒市場だったころの面影は微塵も残していません。
その運河と並行して南北に伸びているボリパット通り(ถนนบริพัตร)沿いで、『カオマンガイトーン サパーンレック』は営業しています。
軒先で鶏肉をさばいているのは店主の男性。

「創業して20年ぐらいですね。日本人客?ほとんど見ないです」

カオマンガイフリークの日本人でも、ほとんどがノーマークなのでしょう。日本人だけではなく外国人客が来店することはかなり少ないとはいえ、タイ人には評判のよう。
出汁の色が濃く出ているご飯は、見た目ほど強い味付けではなく、噛めば噛むほど風味が口に広がるほどよい味わい。
ナムチムもさすがの出来。
カオマンガイにはマナオドーンで風味付けしたスープが添えられます。
一皿の量がそれほど多くなかったので、気になっていたガイトートもオーダーするという暴挙に。
空腹だった私にとっては2皿でちょうど良い量でした。
『カオマンガイトーン サパーンレック』には、カオマンガイ以外に各種スープがあるので、数名で来店したならこれらも味わってみたいところ。
以下はメニュー表に掲載されていた料理の数々です。

ゲーンジューサラーイ/แกงจืดสาหร่าย (海藻スープ)25B
カーガイ ムーサップトゥン マナオドーン/ขาไก่・หมูสับตุ๋นฟักมะนาวดอง(鶏の足や豚ひき肉入りマナオの漬物スープ) 25B
カーガイ ムーサップ トムセープ/ขาไก่ – หมูสับต้มแซ่บ(鶏の足や豚ひき肉入りトムセープ)25B
カオヤムガイトート/ข้าวยำไก่ทอด(揚げた鶏とハーブのご飯乗せ)50B

カオマンガイ(通常)40B
カオマンガイ(大盛り)40B

見た目も独特のカオマンガイ。

サイズが小さいので2皿は余裕です。

カオマンガイトートも人気のよう。

終始、笑顔で対応してくださったお二人です。

【SHOP DATA】
カオマンガイトーン サパーンレック/ข้าวมันไก่ตอนสะพานเหล็ก
TEL: 085-176-3190
OPEN:07:00-13:30(月・火曜日休み)
PRICE:カオマンガイ(普通盛り)40B、(大盛り)50B

アンカオマンガイ@ヤワラート

「うちの父親と母親は海南島から渡ってきた華僑なんです」

そう話してくれたのは、屋台で営業する『アンカオマンガイ』の店主アンさん。つまり彼は、タイ人の血が一切入っていない華僑ということになります。とはいえ育てられたのはタイ。両親が中国人とはいえ中国語は「少ししか話せない」と言います。
カオマンガイの故郷と言われる海南島出身の両親のもとに生まれたアンさんは、29歳の時に父親から今のカオマンガイ屋台を引き継ぎました。

「父親は3、4年ほどやっていたんですが体調が悪くなってしまって。それから私が継いで30年近くやっています」

『アンカオマンガイ』で使っている鶏はガイトーン。透き通るような美しい鶏肉は皮付きと皮なしが選べます。私は皮付きをオーダー。
ジャスミンライスを使ったご飯、奥深さを感じるナムチム、そしてパッカドーンの酸味が効いたスープ。
それらが絶妙な力関係でバランスが取られており、すべて計算し尽くされたかのような完成度です。
ヤワラートの薄暗い路地に建つ古い屋台。鶏肉が釣られているショーケースは木造で年季が入っており、店の創業年数より長いよとアンさんは言います。
大通りから隠れるように営業している『アンカオマンガイ』ですが、この界隈は旅行者も案外多いようです。

「欧米人も来店するよ。日本人もね。一度来店した日本人が友達を連れてきてくれたことがあった。日本人は礼儀正しいから好きだよ」

透き通るような色合いの鶏肉が印象的

細い通りで休まず毎日営業している『アンカオマンガイ』

記事の色褪せ具合もよろしい。

アンさん、渋いんだ。

【SHOP DATA】
アンカオマンガイ/ร้านอั๋น ข้าวมันไก่
TEL:086-600-3557
OPEN:08:00-13:00(無休)
※鶏肉かご飯がなくなり次第、閉店することもあります。
PRICE:カオマンガイ(普通盛り)40B、(大盛り)45B、鶏肉のみ50B-100B

バンコクに数えきれないほどあるカオマンガイ店

2015年に公開したカオマンガイ特集は10店舗を紹介した記事でした。当初今回の記事も10店舗でおさめるつもりだったんですが、どうしても他の店も紹介したくなり、最終的にはご覧のとおり15店舗に。15店舗を紹介しようと思うと、その倍の店は食べ歩かなければならないと思っていたので、取材を開始してから記事の執筆を終えるまで、2ヶ月近くかかった大作でございます。
取材が終わりに近づいてくると「20店舗に増やしたいな」という気持ちも表れ始めたのですが、それを始めてしまうと終わりが見えなくなるため、断腸の思いで削り15店舗におさめました。
そうして選んだ15店舗。タイ人の評判を見たうえ、私が実際に食べ、店を見て選んでいます。カオマンガイという料理はシンプルだからか、いろんな方に「バンコクで一番美味しいカオマンガイ」を訊くと、ここで紹介した定番の店があったり、ガイドブックに載らないローカルな店もあるなど、それぞれの好みが特に大きく反映される料理なのではないかと思いました。

私が選んだ15店舗は、「バンコクの旨いカオマンガイ店15選」ではありません。バンコクには無数のカオマンガイ店があり、私が知らない屋台や食堂で名店と言われるような店もゴロゴロしています。
15店舗なんて全体から見ればほんの一握り中の一握り。
本企画のカオマンガイ店だけでおさまるのではなく、いろいろと食べ歩き、自分だけのお気に入りが見つかることを願っています。

ここまですべてお読みになってくださった方、最後までお付き合いいただきありがとうございます。
本記事が読んでいただいた方々のタイ旅行、グルメ旅の一助になれば幸甚です。
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取材・撮影・文/西尾 康晴(https://twitter.com/nishioyasuharu

1974年生まれ大阪府出身。大阪と東京で雑誌編集者として勤務し、2011年にタイへ移住。バンコクで月刊誌の編集長を経て2017年4月にタイ国内旅行会社TRIPULL(THAILAND)Co.,Ltd.を起業し旅行メディアTRIPULLも運営。
Twitter:nishioyasuharu

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