[バンコク以外]トラート県

「激旨!タイ食堂」はTRIPULL(THAILAND)Co.,Ltd.が運営する、バンコク発のタイ料理店グルメ情報サイトです。取材&掲載店舗数は500軒以上! タイ国内でのタイ料理店食べ歩きに役立ててください。弊社ではバンコク近郊のグルメツアーなども催行しています

鶏肉ではなくシャコを乗せた”カオマンガン”! @トラート県

鶏肉ではなくシャコを乗せた”カオマンガン”! @トラート県

トラート県はタイの東端に位置しカンボジアとの国境に面しているため、バンコクからですと車で5時間はかかる。そんな場所ですので「ちょっと行ってみようか」なんていうお気軽な気持ちで行ける県ではありません。そんなトラート県に私は昨年から今年にかけ2度行っております。
1度目はチャン島へ、2度目はクッド島へ渡るため。そして今月2018年11月、3度目となるトラート県でも島が目的。今回私が選んだ滞在先の島とは、ホテルが5つしかないワイ島という小さな絶島でした。

トラート市街地のシャコ食堂『クイッティアオトムヤムリムクワン』

ホテルが5つしかないうえ、しかもAgodaで扱っているのは『Koh Wai Beach Resort』たった一つ。他4つのホテルは電話などで直接連絡して予約しなければならず、タイ語必須というハードルの高さ。とはいえ欧米人旅行者がけっこういたので、予約代行を受け付けているエージェントがあるのでしょう。
ワイ島のことはTRIPULLで取り上げるつもりですので詳しくはそちらをご覧いただくとして、今回「激旨!タイ食堂」で取り上げるのは、バンコクへ戻る前に立ち寄ったトラート市街地にある食堂です。

これまでトラート県の市街地で取り上げたのは、『ラーン クイッティアオ プー スクンビット』の1店舗のみ。このお店ではトラート県の名産シャコが売りのクイッティアオ屋で、Wongnaiからの評価も高い食堂でした。
そして今回紹介する『クイッティアオトムヤムリムクワン』もクイッティアオ屋であり、しかもシャコが売り! 似たような食堂が続きますが『クイッティアオトムヤムリムクワン』はシャコを扱っているだけではなく、他にはない変わったメニューがあると知ったので訪れてみることにしました。

カオマンガイのご飯にシャコを乗せた”カオマンガン”

ワイ島からトラートの港に戻り、そのままバスでバンコクへ戻ることもできましたが、トラート市街地にわざわざ立ち寄ったのは、とある一品を食してみたかったため。
『クイッティアオトムヤムリムクワン』にある、カオマンガイのご飯に鶏肉ではなくシャコを乗せた”カオマンガン”です。カオマンガイの「ガイ」とは鶏肉をさしており、これをシャコ(タイ語でガン/กั้ง)に変えることによって、「カオマンガン/ข้าวมันกั้ง)という料理名になるわけです。
見つけた当初は冗談で出しているメニューだと決めつけていたのですがどうやら本気メニュー。しかも人気商品だという。

私はこれまでタイ人は食に対して「保守的」だと書いてきました。たとえばカオマンガイ。これが日本発祥の料理なら、日本国内でいろんなアレンジをしたカオマンガイが生まれていたと思います。私が想像上で考案いたしますと、カレーをぶっかけた「カレーカオマンガイ」。ご飯をピラフにした「ピラフカオマンガイ」。鶏肉にふわふわの卵をぶっかけた「親子カオマンガイ」など。
ところがタイだと、庶民的なお店でタイ料理が創作的アレンジを加えられることは日本に比して少ないように感じます。実際、私が知る限りカオマンガイがアレンジされたものは、BTSアーリー駅近くの『ジュブジュブカオマンガイ』が出す4種盛りカオマンガイぐらいです。
アレンジを加えたカオマンガイに出会うことは今後の人生においてもうないであろうと諦めていたら、トラート県でまさかのシャコ載せと邂逅!
寄り道してでも食わにゃならんってなことで、港からソンテウで30分ほど揺られトラート市街地ののバスターミナルへ。そこからバイタクに乗り換え『クイッティアオトムヤムリムクワン』へとたどり着きました。
あぁ、大変。

外観はどこにでもある地方の食堂ですが、掲げられているのはタイ最大のグルメサイト「Wongnai(ウォンナイ)」の看板。これがあるということはユーザーからの評価が高いことを表しています。
席へ座るや天井から吊り下げられたメニューをじろり。
んん、目的としたカオマンガンのタイ文字がございません。
以下がメニューに書かれた全メニュー&カタカナ表記です。

よくある食堂の造り。エアコンルームもありますが、使用料として1品あたり5バーツを徴収されます!

昼前になるとどんどん来客が増えて、エアコンルーム以外はほぼ満席に。

『クイッティアオトムヤムリムクワン』の全メニュー

クイッティアオ トムヤムタレー ムー ガイ グラードゥックオーンก๋วยเตี๋ยวต้มยำ ทะเล หมู ไก่ กระดูกอ่อน  40-50

クイッティアオナムサイ タレー トムヤムナムサイก๋วยเตี๋ยวน้ำใส ทะเล ต้มยำ น้ำใส้ 40-50

ギアオプラー トムヤム-ナムサイเกี๊ยวปลา ต้มยำ – น้ำใส 40-50

クイッティアオガン,プー メニューガン+プーก๋วยเตี๋ยวกั้ง, ปู เมนูกั้ง + ปู 40-50

カオマンタレー カオカオタレー ข้าวมันทะเล ข้าวขาวทะเล 40-50

カオマンガイ カオカオガイ ข้าวมันไก่ ข้าวขาวไก่ 40-50

カオマンムーグローブ カオカオムーグローブข้าวมันหมูกรอบ ข้าวขาวหมูกรอบ 40-50

カオマンムーデーン カオカオムーデーンข้าวมันหมูแดง ข้าวขาวหมูแดง 30-50

鶏スープのご飯とシャコが繰り出す新しい世界感

カオマンガン/ข้าวมันกั้ง

「カオマンガン」の文字はないけれど、シーフードバージョンの「カオマンタレー」なんてものがある。シャコはあるわけだから、オーダーすれば「カオマンガン」は食えるのか。スタッフに、あたかも「メニューにあるのは知ってるんだぞ」という呈でオーダー。
何の問題もなく受理されました。
その他、カオマンガイのご飯にシーフードを乗っけた「カオマンタレー」も注文。
ランチとは思えない豪勢な顔ぶれがテーブルを埋め尽くしました。
まずはカオマンガン。
鶏のスープで炊いたご飯にシャコがどどーん! 一見すると皿の上の異種格闘技戦のようですが、お互いがお互いを干渉しておらず、鶏の香りと海の香りが相まってもう別世界。恍惚。
意識がふわりふわりとしたところで、シーフード版のカオマンタレー。エビ、イカ、シャコの三大シーフードと鶏ご飯とで作り上げた世界は、地味なのにとっても前衛。これほど革新的なタイ料理が、トラート県にあるだなんて誰も知らせてくれやしない。Wongnaiさん、もっとガーンと掲載してくれていたら前回のトラート県来訪時に伺っていましたよ。

シーフード乗せの「カオマンタレー」

クイッティアオ トムヤム ナーム

クイッティアオ トムヤム ヘン(汁無し)

私の興奮は冷めやらず、クイッティアオトムヤムのスープ有りとスープ無しまでもオーダー。さすがにこれは注文し過ぎたようで、がんばって平らげることはできたものの、昼どきから甚だしい満腹感。
バイタクでふたたびバスターミナルへ戻った私は、バンコク行きのバスへ乗り込み、深い眠りへとついたのでした。

【SHOP DATA】
「クイッティアオトムヤムリムクワン(ก๋วยเตี๋ยวต้มยำริมเขื่อน)」
TEL:087-133-2945
OPEN:08:00-16:00

1974年生まれ大阪府出身。大阪と東京で雑誌編集者として勤務し、2011年にタイへ移住。バンコクで月刊誌の編集長を経て2017年4月にタイ国内旅行会社TRIPULL(THAILAND)Co.,Ltd.を起業し旅行メディアTRIPULLも運営。
Twitter:nishioyasuharu

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